堀江貴文(ホリエモン)スピーチ
ー近畿大学卒業式ー

 
インターネットやスマートフォンが社会の仕組みを変えつつあります。

強烈に恐ろしいスピードで技術が発達し、世の中はどんどん変化していきます。

さらには将棋や囲碁、チェスの王者・名人を倒すほどに発達した人工知能、

AIは恐ろしいスピードで進化と学習を行い、多くの職業が取って変わられる。

そんな中、また、中国にGDPで3倍近い差をつけられた日本はいかにして今後、

このグローバル社会に勝ち抜いていけるだろうか。

権威が力を持ってきた時代の終焉をここで触れている。

日本で最も頭が良い知識人の一人であるホリエモンが大阪は近畿大学で

これからの日本を危惧した内容も発している。

東南アジアにも経済的に急速にキャッチアップされつつあり、

日本の若者はその危機感を感じているだろうか??

「厳しい社会がこれから待ち受けています。」

 
終身雇用制は今後さらに崩壊します。

室町時代から江戸時代にかけての世の中や文明の変化・進化に比べれば、

PCやインターネット、スマートフォン、人工知能が世に出てからの現在の方が

加速度的に進化を遂げています。

悲観的に考える必要はなく、上質な情報を収集し、行動を起こす。

筆者である私自身、非常に危惧している事が多いですが、

この堀江さんのスピーチには大きく力をもらいました。

世界で最も貧しい大統領
消費社会への問いかけ

「世界で最も貧しい大統領」と呼ばれる、ウルグアイのムヒカ大統領。

日本のTVやニュースなどでも取り上げられている代表的なスピーチ。

資本主義の超消費社会を痛烈に愛情のある非難を訴えております。

文明は発展しましたが、果たして便利で高い水準になった先進国の生活は本当に豊かなのだろうか。

そんな問いをムヒカ大統領は投げかけ、そして愛情を持って答えております。

富の為に戦争が起こり、暴力という方法で自衛と自分たちの権利を主張し略奪し殺人を犯す世界の独立国。

戦後の日本は目も当てられないほど、貧しくそこから非常な貴重な先人たちの努力の上に日本の豊かさが成り立っております。

この演説を聞き、自分たちが現在置かれている立場と便利や自由、豊かさと引き換えに何を失ったか、

今一度、立ち止まって考えなおしても良いのかも知れない。

多くの日本人や先進国が考えを改める貴重な機会を彼は与えてくれているのかもしれない。

平和を求め、自由を求め、愛を求め、豊かさを求め・・・

際限ない人間の欲望、本当に大切なものは何か今一度考えてみたい。

曹植
七歩の詩

曹植

漢詩

煮豆燃豆
豆在釜中泣
本是同根生
相煎何太急


豆を煮る豆の豆がらを燃く
豆は釜中にあって泣く
本是同根より生ずるを
相煎るなんぞはなはだ急なる
現代語訳


現代日本語訳

豆を煮るために豆がらを燃やす、
豆は釜の中で泣いているような音を立てる。
もともと一つの根から生じたものなのに、
どうしてこんなに酷くいたぶるのですか。

宮沢賢治
告別


おまえのバスの三連音が

どんなぐあいに鳴っていたかを

おそらくおまえはわかっていまい

その純朴さ希みに充ちたたのしさは

ほとんどおれを草葉のようにふるわせた

もしもおまえがそれらの音の特性や

立派な無数の順列を

はっきり知って自由にいつでも使えるならば

おまえは辛くてそしてかヾやく天の仕事もするだろう

泰西(たいせい)著名の楽人たちが

幼齢弦(ようれいげん)や鍵器(けんき)をとって

すでに一家をなしたがように

おまえはそのころ

この国にある皮革の鼓器(こき)と

竹でつくった管とをとった

けれどもいまごろちょうどおまえの年ごろで

おまえの素質と力をもっているものは

町と村との一万人のなかになら

おそらく五人はあるだろう

それらのひとのどの人もまたどのひとも

五年のあいだにそれを大抵無くすのだ

生活のためにけずられたり

自分でそれをなくすのだ

すべての才や材というものは

ひとにとゞまるものでない

(ひとさえひとにとゞまらぬ)

云わなかったが、

おれは四月はもう学校に居ないのだ

恐らく暗くけわしいみちをあるくだろう

そのあとでおまえのいまのちからがにぶり

きれいな音の正しい調子とその明るさを失って

ふたたび回復できないならば

おれはおまえをもうもう見ない

 
なぜならおれは

すこしぐらいの仕事ができて

そいつに腰をかけてるような

そんな多数をいちばんいやにおもうのだ

 
もしもおまえが

よくきいてくれ

ひとりのやさしい娘をおもうようになるそのとき

おまえに無数の影と光りの像があらわれる

おまえはそれを音にするのだ

みんなが町で暮したり

一日あそんでいるときに

おまえはひとりであの石原の草を刈る

そのさびしさでおまえは音をつくるのだ

多くの侮辱や窮乏の

それらを噛んで歌うのだ

もし楽器がなかったら

いゝかおまえはおれの弟子なのだ

ちからのかぎり

そらいっぱいの

光りでできたパイプオルガンを弾くがいゝ

スティーブ・ジョブズ
スタンフォード大卒業式

世界でもっとも優秀な大学の卒業式に同席できて光栄です。私は大学を卒業したことがありません。実のところ、きょうが人生でもっとも大学卒業に近づいた日です。本日は自分が生きてきた経験から、3つの話をさせてください。たいしたことではない。たった3つです。

 まずは、点と点をつなげる、ということです。

 私はリード大学をたった半年で退学したのですが、本当に学校を去るまでの1年半は大学に居座り続けたのです。ではなぜ、学校をやめたのでしょうか。

 私が生まれる前、生みの母は未婚の大学院生でした。母は決心し、私を養子に出すことにしたのです。母は私を産んだらぜひとも、だれかきちんと大学院を出た人に引き取ってほしいと考え、ある弁護士夫婦との養子縁組が決まったのです。ところが、この夫婦は間際になって女の子をほしいと言いだした。こうして育ての親となった私の両親のところに深夜、電話がかかってきたのです。「思いがけず、養子にできる男の子が生まれたのですが、引き取る気はありますか」と。両親は「もちろん」と答えた。生みの母は、後々、養子縁組の書類にサインするのを拒否したそうです。私の母は大卒ではないし、父に至っては高校も出ていないからです。実の母は、両親が僕を必ず大学に行かせると約束したため、数カ月後にようやくサインに応じたのです。

 そして17年後、私は本当に大学に通うことになった。ところが、スタンフォード並みに学費が高い大学に入ってしまったばっかりに、労働者階級の両親は蓄えのすべてを学費に注ぎ込むことになってしまいました。そして半年後、僕はそこまで犠牲を払って大学に通う価値が見いだせなくなってしまったのです。当時は人生で何をしたらいいのか分からなかったし、大学に通ってもやりたいことが見つかるとはとても思えなかった。私は、両親が一生かけて蓄えたお金をひたすら浪費しているだけでした。私は退学を決めました。何とかなると思ったのです。多少は迷いましたが、今振り返ると、自分が人生で下したもっとも正しい判断だったと思います。退学を決めたことで、興味もない授業を受ける必要がなくなった。そして、おもしろそうな授業に潜り込んだのです。

 とはいえ、いい話ばかりではなかったです。私は寮の部屋もなく、友達の部屋の床の上で寝起きしました。食べ物を買うために、コカ・コーラの瓶を店に返し、5セントをかき集めたりもしました。温かい食べ物にありつこうと、毎週日曜日は7マイル先にあるクリシュナ寺院に徒歩で通ったものです。

 それでも本当に楽しい日々でした。自分の興味の赴くままに潜り込んだ講義で得た知識は、のちにかけがえがないものになりました。たとえば、リード大では当時、全米でおそらくもっとも優れたカリグラフの講義を受けることができました。キャンパス中に貼られているポスターや棚のラベルは手書きの美しいカリグラフで彩られていたのです。退学を決めて必須の授業を受ける必要がなくなったので、カリグラフの講義で学ぼうと思えたのです。ひげ飾り文字を学び、文字を組み合わせた場合のスペースのあけ方も勉強しました。何がカリグラフを美しく見せる秘訣なのか会得しました。科学ではとらえきれない伝統的で芸術的な文字の世界のとりこになったのです。

 もちろん当時は、これがいずれ何かの役に立つとは考えもしなかった。ところが10年後、最初のマッキントッシュを設計していたとき、カリグラフの知識が急によみがえってきたのです。そして、その知識をすべて、マックに注ぎ込みました。美しいフォントを持つ最初のコンピューターの誕生です。もし大学であの講義がなかったら、マックには多様なフォントや字間調整機能も入っていなかったでしょう。ウィンドウズはマックをコピーしただけなので、パソコンにこうした機能が盛り込まれることもなかったでしょう。もし私が退学を決心していなかったら、あのカリグラフの講義に潜り込むことはなかったし、パソコンが現在のようなすばらしいフォントを備えることもなかった。もちろん、当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした。しかし、いまふり返ると、将来役立つことを大学でしっかり学んでいたわけです。

 繰り返しですが、将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。運命、カルマ…、何にせよ我々は何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。

 2つ目の話は愛と敗北です。